📋 この記事でわかること

  • 観光バスのインバウンド集客が「サイトを作っても増えない」根本原因
  • 訪日客の貸切予約を増やす7つの実務ステップ(数字つき)
  • 料金の見せ方・多言語導線・レビュー設計の具体

観光バス会社から集客の相談を受けるとき、最初にサイトを見せてもらうと、だいたい同じ景色になっています。

日本語のきれいなサイトはある。車両の写真もある。でも問い合わせフォームは日本語だけで、料金は「お見積り」の一言。

これだと、訪日客はたどり着けても、その先に進めないんですよね。

ここでは、貸切バスや定期観光バスを持つ会社が、訪日外国人の予約を実際に増やすためにやることを、支援の現場で使っている順番でまとめます。

観光バスのインバウンド集客が「サイトを作っても増えない」理由

いちばん多い勘違いは、「英語サイトを作れば海外から予約が来る」というものです。

でも訪日客は、旅行の前に「◯◯ charter bus」とあなたのサイトを直接探しにくるわけではありません。

彼らはまず、旅行プラットフォームやGoogleマップ、旅行代理店の中で「移動手段つきのツアー」や「空港からの送迎」を探します。

つまり勝負どころは、自社サイトの中だけではなく、訪日客がすでに集まっている場所に、予約できる状態で自社を置けているかです。

ここがずれていると、どれだけサイトを磨いても問い合わせは増えません。まず置き場所を直す。それが起点になります。

訪日客の貸切予約を増やす7つの実務ステップ

STEP1|まず「誰の・どの移動」を取りにいくか1つ決める

観光バスと言っても、狙える需要は分かれます。

空港⇄ホテルの送迎、複数都市をまわる周遊チャーター、団体の日帰りツアー、この3つは探し方も料金感もぜんぶ違います。

最初から全部を追わず、粗利と稼働が合う1本に絞ります。たとえば「関西空港から京都・大阪のホテルへの団体送迎」のように、出発地と用途をセットで言い切れるところまで狭めるのがコツです。

STEP2|Google ビジネス プロフィールを英語で整える

訪日客はGoogleマップで「charter bus near ◯◯」を普通に検索します。

ここで自社が英語で出てこないと、存在していないのと同じです。

会社名の英語表記、対応言語、サービス内容(airport transfer / private charter)、料金の目安、そして写真を最低15枚。この5点を英語で埋めるだけで、地図経由の入口ができます。詳しくはインバウンド向けGoogleビジネスプロフィールの整え方で解説しています。

STEP3|体験OTAに「移動つきツアー」として載せる

貸切バスそのものを海外OTAで売るのは難しいのですが、「バス移動を含む日帰りツアー」の形にすると、KlookやKKday、Viatorといったプラットフォームに載せられます。

たとえば「富士山日帰りツアー(往復バス送迎込み)」のパッケージにするイメージです。

OTAは訪日客の集客をまるごと肩代わりしてくれる代わりに手数料がかかります。ここの見極めはOTAランキングを上げる5つの施策(Viator・GetYourGuide)が土台になります。

STEP4|料金を「車両1台いくら」で先に出す

海外の予約者がいちばん嫌がるのが「お見積り」です。

金額が見えないものは、比較の土俵にすら乗りません。

貸切バスは1台あたりの料金なので、「大型バス1台・8時間・◯◯円(税・ドライバー込み)」のように、条件つきの目安を先に出します。1名あたりに割ると安く見えるので、人数の想定も添えると効きます。

STEP5|問い合わせフォームを英語3項目まで削る

日本語の見積フォームをそのまま英訳すると、項目が10個以上になりがちです。

海外からの初回問い合わせは、日付・人数・行き先の3項目で十分です。

残りはこちらから返信のときに聞けばいい。フォームが短いほど、最初の連絡は増えます。

STEP6|旅行代理店・DMCとのB2B窓口を1つ作る

個人予約と並行して、現地手配を担うDMC(着地型の旅行手配会社)や海外の旅行代理店との取引窓口を用意します。

団体バスは1件の単価が大きいので、B2Bの1社と組めると稼働が一気に安定します。

英語の会社概要1枚と、車両・料金・対応エリアをまとめたレートシートがあれば、話が早いです。

STEP7|英語レビューを積む導線を運行後に仕込む

予約前の訪日客は、英語のレビューを必ず見ます。

降車のタイミングで、GoogleかOTAのレビューページのQRコードを渡すだけで、レビューは着実に増えます。

レビューの集め方と返信の型は外国語での口コミ返信 例文集にまとめてあります。

よくある質問

Q. 英語サイトを先に作るべきですか?それともOTA掲載が先ですか?

OTA掲載と Google ビジネス プロフィールが先です。訪日客が集まっている場所に予約導線を置くほうが、自社サイトを磨くより早く問い合わせにつながります。サイトの多言語化はそのあとで十分間に合います。

Q. 貸切バス1台の料金を公開すると、競合に真似されませんか?

条件つきの「目安」を出すだけで十分です。実際の見積は日程・繁閑・回送距離で変わるので、目安金額は比較の土俵に乗るための入口と割り切ってください。金額ゼロより、目安ありのほうが問い合わせは増えます。

Q. どのOTAから始めればいいですか?

アジア圏の訪日客が多いなら Klook・KKday、欧米圏の体験ツアー需要なら Viator から試すのが定石です。1つに絞って掲載品質を上げるほうが、複数に薄く出すより成果が出ます。

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観光バスのインバウンド集客は、「置き場所」と「料金の見せ方」を直すだけで、問い合わせの入口が一気に変わります。自社の場合どこから手をつけるか整理したい方は、30分の無料相談でご一緒に棚卸ししましょう。